umaPのブログ

映像編集やってます。

fcpx(10.3.4)にfreeのラウドネスメーターを導入する

この記事は「fcpx free ラウドネスメーター」でググっても碌な記事がヒットしないことに業を煮やしたことに一念発起して書きました。

今回ご紹介するfreeのラウドメスメーターはこちら。

普通にダウンロードしてインストールをします。すると、

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このようにdpMeter2がエフェクト一覧に表示されます。

dpMeter2を使用してのラウドネス測り方の手順

フリーのラウドネスメーターにしては珍しく、ITU BS.1770準拠のプリセットがありますが、計測には実時間かかります。

ラウドネスメーターのついたEDIUS*1等のように瞬時に計測することはできませんし、Adobe Media Encoderのように、自動で調節してくれたりもしません。

以下、測り方の一例です。

① タイムラインウィンドウ上で「すべてを選択」→「新規複合クリップ」

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全てのエフェクトがかかって音量も調節した状態で計測するためです。*2

複合クリップの名前は適当に付けます。

② 複合クリップにdpMeter2をつける

ドラッグ&ドロップします。

③ プリセットからLKFS ITU BS.1770を選ぶ

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よく知りませんが、日本国内の放送の場合はこれで大丈夫なのだろうと思います。

④ メーターを開いて、REF.LEVELを-24.0に設定

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そのままだとREF.LEVELが-23.0になっているので、-24.0に変更します(この状態でユーザープリセットに保存しておくと便利でしょう)。

⑤ 頭から再生

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このように無事計測できました。

途中で一度でも停止するとメーターがリセットされてしまうので注意。

使い勝手は、他の編集ソフトと比べるとそれほど良いとは言えないですが、そう悪くもないです。CM等の短尺物なら十分実用的ですし、何よりフリーなので、導入しておいて損はないでしょう。

注意点として、デフォルトの音量調節を変えても、このメーターでは計測できないということ(どうやら全てのエフェクトがかかった後にデフォルトの音量調節が適用されるらしい)。

エフェクトの「ゲイン」等をメーターの上に挿入したりすると良いようです。dpMeter2内の「GAIN」で調節するのがお手軽のようです。

以上です。

手元にないので確認できませんが、ラウドネスメーターの付いていないEDIUS等でも使えたりするのでしょうか。

 

**11/18追記

Youlean Loudness Meter というのも同様にインストールして使うことができました(V1.5.0 BETAで動作確認)。

-https://youlean.co/youlean-loudness-meter/

**12/16追記

fcpx 10.4.0アップデートで、ついに公式のラウドネスメーターが付きました(オーディーフィルタ(特殊)の「MultiMeter」内)。

ただし、他のオーディオメーターの一部に含まれたおまけ的なもので、どの規格に準拠しているというのも不明です。全体のラウドネスを計測しようと思うと、やはりグループ化してからフィルタを付ける必要があるみたいです。

*1:ラウドネスメーターのついていないEDIUSもあるので

*2:私は不安なので事前に念のためスナップショットも撮っておきます。